サウナには入れたけど、水風呂は冷たすぎてムリ!
がまんして入ったけど、水風呂の良さが全然わからない。
その気持ち、よ~くわかります。だって4年前の私がそうだったから!
そこで今回は「 水風呂苦手→大好き!」に変貌した私がじっさいに肌で感じてきた、水風呂の良さや心身にもたらす効果、そして水風呂に気持ちよく入れるようになるコツをお伝えします。
水風呂の効果・効能
サウナ後の水風呂にはさまざまな効果・効能があるといわれています。メリットを知れば「 水風呂に入ってみたい。」という好奇心が、フツフツとわいてくるしれませんよ。
美肌効果
サウナであたたまって開いた毛穴から老廃物が排出され、水風呂に入ることによって毛穴がキュッと引き締まります。血流が促進され新陳代謝も活発になるため、美肌効果が期待できます。
免疫力アップ
サウナ( お風呂 )と水風呂の温冷交代浴によって、血管が鍛えられます。また、おもに免疫が生成される胃腸や腎臓・肝臓などの内臓のはたらきも活発になり、抵抗力や免疫力の向上につながります。
そういえばサウナ通いをはじめてから、風邪をひいた記憶がないです~。
自律神経がととのう
不規則な生活やストレスにより自律神経が乱れると、心身の状態が不安定になることも。そんなときにはサウナと水風呂の温冷交代浴がおすすめです。
サウナに入ってリラックスすると副交感神経が優位になり、その後水風呂に入ることで、今度は交感神経が優位になります。短時間のうちに交感神経と副交感神経のスイッチが切り替わることによって、自律神経がととのえられていきます。
サウナのあとの水風呂には、ほかにもさまざまな効果・効能が期待できますよ。
・疲労回復
・睡眠の質改善
・肩こりや腰痛の改善
・冷え性改善
・アレルギー症状の緩和
などなど・・・
水風呂の種類
同じように見える水風呂ですが水源や水質の違いがあり、じっさいに入ってみると肌あたりがぜんぜん違います。いったいどんな種類があるのでしょうか?
源泉水風呂
そんなにたくさんあるわけではないのですが、中には「 源泉を利用した水風呂 」というものがあります。肌あたりがとてもまろやかで、ずっと入っていたいような気持ちになります。
源泉とは、地下から噴出するもので温度が高かったり、低かったり、湯量の違いなど様々です。源泉の温度が低く源泉が水風呂に使われていればそのままの泉質成分ですし、源泉の温度が高くても水で薄めて温度を下げ水風呂に使われていれば泉質成分は多少薄まります。源泉水風呂では、源泉の泉質を温泉同様に水風呂でも堪能でき、つるつる・まろやかな浴感を感じられたりと気持ちがよいです。
地下水の水風呂
温浴施設やサウナ施設でよくみかけるのが、地下水を利用した水風呂です。「 井戸水 」や「 湧き水 」も地下にあるものなので、これらも地下水の水風呂ということになります。
地下水とは、地表よりも下にある水のことです。雨水が土に染込み地下水面と呼ばれる層に到達します。長い年月をかけ水が染み込んでいく過程で自然と濾過されて不純物が取り除かれた水には土壌のミネラルが溶け込んでいるため体に良いです。
名水・天然水の水風呂
名水百選に選ばれるような、特に優れた水質の水を利用した水風呂です。飲むこともできる天然水を100%使った水風呂は、肌に栄養を与えてくれるような気さえしてきます。
日本最大級の良質な水風呂検索サイト【 mizuburo 】によると、ほかにもこんな魅力的な水風呂があるようです。
・海洋深層水風呂
・備長炭水風呂
・ナノ水の水風呂
・軟水の水風呂
水風呂に入りやすくするためのコツ
なんといってもサウナの醍醐味は〝 外気浴 〟にあります。まわる順番は、サウナ→水風呂→外気浴なんですけれども
・外気浴で最高の感覚を味わうために、水風呂に入る
↑
・水風呂に入るためにサウナに入る
そんなふうに私は考えています。
外気浴や休憩で最高の感覚を味わっていただくために、ぜひとも水風呂を好きになってもらいたい。でも苦手だという気持ちはよ~くわかるので、どうすれば水風呂に入りやすくなるのかを、お伝えしていきますね。
サウナでじゅうぶんに体をあたためる
大前提として、体がじゅうぶんにあたたまっていること。体があたたまっていないと水風呂に入っても冷たいだけです。
サウナ室の熱さにもまだ慣れていない段階でしたら、まず、
1.水分を摂取して、無理のない範囲でサウナ室であたたまる。
2.サウナ室から出たら、水風呂の水をひざ下や腕などにかけて、そのあと内風呂のイスで休憩する。
これをくりかえして、少しずつサウナ室の滞在時間をのばし、7~8分くらいサウナ室に入れるようになったら、次にすすみましょう。
なるべく温度の高い水風呂に入る
水風呂が苦手な人は、以下のことに気をつけてくださいね。
1.水温が18度以上の水風呂で試す。
2.汗を流してから入水までは、なるべく短時間で。
3.息は止めない。ゆっくり吐きながら背中を丸めて入水。
サウナブームの今、中級者や上級者向けのサウナが増えていて、そのようなところではサウナ室の温度が高く、水風呂の温度が低い設定になっていたりします。
初心者の方が、そのようなサウナに初めて行ってしまったらどうなるでしょう?サウナ室は3分といられないほどアチアチ!だから体の芯があたたまっていないまま、キンキンの水風呂に入ることに……。もはやそれは〝 苦行 〟でしかありませんよね。笑
水風呂の中では動かない
水風呂に入ったらむやみに動かず、じっとしていましょう。動くと〝 羽衣( はごろも ) 〟ができないからです。羽衣ができてしまえば、冷たさを感じることなく体を冷やすことができます。手先と足先を水から出して入ると、よりいっそう入りやすくなりますよ。
温度や季節にもよりますが、だいたい30秒~1分くらい浸かりましょう。
まとめ
いかがでしたか?それでは最後に、ここまで書いてきた水風呂に入りやすくなるコツをおさらいしましょう。
・サウナで体を十分にあたためる
・サウナ室から出る→汗を流す→水風呂に入る は、なるべく短時間で
・温度が高め( 18度以上 )の水風呂に、背中を丸めて息を吐きながら入る
・水風呂の中では動かず、手と足の先を水から出して入る
温浴施設によって、水風呂の種類や温度の設定はさまざまです。「あのスーパー銭湯の水風呂は、どんな水風呂なんだろう?」と気になった施設は、日本最大のサウナ検索サイト『 サウナイキタイ 』で調べてみましょう。あなたに合った水風呂が、きっとみつかるはずです。
基本的な水風呂の入り方にそってお話ししてきましたが、季節によって、またはその日の体のコンディションによっても、ベストな入り方は変わってくると思います。
無理せず、あせらず、楽しみながら、自分のお気に入りの水風呂を探してみてくださいね。